新築やリフォームでの壁紙(クロス)選び。
分厚いカタログを業者さんから渡されて「ここから選んでくださいね~」と言われても、どう選んでいいのかわからない…。
と悩んでしまいますよね。
この記事では新築やリフォームでの壁紙の選びに知っておくといい法則と、壁紙選びを失敗しないためのポイントをお伝えします。
壁紙選びを失敗しないためにきをつけること
全体の素材感を統一する

カタログを見ると、本当にたくさんの壁紙の種類があり迷ってしまいますが、大きく分けると、
- 石目・塗り調…石壁や砂壁、塗り壁を表現したもの
- 織物調…シルクやコットンなど織の風合いを表現したもの
- 柄物…花柄やキャラクターなどの柄や、最近は本物の木やタイルを表現したものなども
があります。
その際に、お家全体で「石目・塗り調」か「織物調」かをまずは選択してください。
基本の壁紙を「石目・塗り調」か「織物調」で決めておくと、お家全体が統一感のある雰囲気に仕上がります。
和室がある場合は、和室だけはテイストが違ってもおかしくないので、他が石目調であっても 和室だけ織物調でもOKです。
色の見え方が違う
壁紙選びで一番気を付けなくてはならいことが、色の見え方です。
人間の目は「面積が広い方が同じ色でも薄く感じる」という錯覚が起こります。
カタログのサンプルは5×5㎝程で小さいので、実際に壁紙をお部屋に貼った時の方が色が薄く見えます。
「カタログよりも実際の色は薄く見える」ことを理解しておくことが大事です。
カットサンプルをもらう

カタログと実際の色の見え方の違いがあるということ、柄物の場合はカタログのサンプルだけでは柄の全体像がわからないという点で、選び方が難しい壁紙選び。
そこで、おススメなのが「カットサンプル」をもらうことです。
壁紙メーカーさんでは、無料でA4サイズのクロスサンプルを送ってくれるサービスがあります。
ですので、工務店やハウスメーカーなどの建築業者さんに「カットサンプル」をお願いしてくださいね。
私も壁紙のコーディネートの相談のご依頼を頂いた際は、必ずカットサンプルをメーカーさんに送ってもらうようにしています。
知っておくと便利な壁紙選びの法則

壁紙選びの法則を知っておくと「どんなお部屋にしたいか?」によって、自分で壁紙の色を選ぶことができるようになります。
明るい印象のお部屋にしたい
「天井」の壁紙の色を「壁」の壁紙の色より明るくする。
洋室、北側のお部屋や窓が少ない部屋におススメ
落ち着いた印象にしたい

「天井」の壁紙の色を「壁」の壁紙の色より濃くする。
和室や寝室におススメです。
開放感のある空間にしたい
壁と天井を同じ無地の壁紙にすると、天井と壁の境界線がなくなり、開放感が得られます。
狭いお部屋や、広く見せたいお部屋におススメです。
機能壁紙について
汚れ防止・抗菌
フィルムを表面にラミネートしてあるので、汚れがしみこみにくく、ふき取りやすい。
手垢や油汚れも落とせます。
また、表面に付着した細菌の繁殖を抑制する効果があります。
マイナスイオン
マイナスイオンを発生させる天然鉱石を配合した壁紙。
機能は半永久的に持続します。
ルームエアー(消臭)
悪臭のみを選択的に取り除きます。
ホルムアルデヒドの低減にも効果あり。
効果は約5~10年間持続します。
吸放湿
親水性高分子ポリマーを配合し、湿度の変化に応じて湿気を吸ったりはいたりする壁紙。
結露やカビが発生しにくくなります。
洗面所や北側のクローゼットなどにおススメです。
防カビ
カビの発生と繁殖を抑制します。
ホルムアルデヒド除去
シックハウスの主原因と言われるホルムアルデヒドを吸収し分解します。
化学反応で無害な物質に分解するため、再放出はありません。
抗アレルゲン
アレルギーの原因になるダニや花粉を吸着、アレルゲンの働きを抑制します。
表面強化
ひっかき傷がつきにくい、強度に優れた壁紙。
ペットを飼っているご家庭におススメです。
蓄光

光(自然光や蛍光灯)を蓄えて、消灯後約20分間絵柄に一部がほのかに光を発する壁紙。
ブラックライトを照射すると永続的に光ります。
機能は半永久的。
壁は窓やドアで開口部が多いので、マイナスイオンや抗アレルゲン、ホルムアルデヒド除去などの機能壁紙は、「天井」に使用すると◎。
色の効果
色の効果も上手に取り入れてみてください。
1か所アクセントで入れると、奥行きが出て広く感じます。
グリーン

緊張感や興奮を和らげる。
心と体のヒーリング効果あり。
ブルー

気持ちを静めて落ち着かせる効果。
適度な緊張感で、集中力もUP。
イエロー

明るく華やいだ気分。
気持ちがパッと明るくなる効果。
ピンク

心に幸福感を、体にはぬくもりをもたらす作用がある。
若返り効果も!
パープル
想像力をかき立て感性を豊かにする。
緊張や不安を癒し穏やかな気分を与える。
アクセントクロスについて

木やタイル、レンガ、コンクリートといったテクスチャーを表現した壁紙が多く出ています。
物によっては、お部屋全体に入れるとしつこくなりますので、部分的に取り入れることをおススメします。
また、必ずカットサンプルを頼んで質感や周りの壁紙との相性などを確認してくださいね。
まとめ

壁紙でインテリアの雰囲気が大きく変わります。
慎重に、そして楽しく選びたいですね♪
- 新築やリフォームの壁紙のコーディネート 8,000円~
- 壁紙のリフォーム 6畳 48,000円~
ビルダーさんにインテリアコーディネーターさんがいらっしゃらない場合は、壁紙選びコーディネートのご依頼も承っております。
また、壁紙リフォームもできます。
お見積もりは無料。
お気軽にお問い合わせくださいませ。
