子どもがお片付けしてくれる「声かけ」7つのコツとは?
『「片づけて!」と言っても、子どもがおもちゃをお片付けしてくれなーい!!』
とお悩みのママが多いのが、おもちゃのお片付け。
我が家も3人子どもがいるので、どうにか片づけてくれないかなと、試行錯誤しましたが最終的に効果のあった「声のかけ方」や「声をかけるタイミング」はこの7つ。
1歳~小学校低学年までを目安に活用してみてくださいね。
では、さっそく見ていきましょう!
声かけのコツ1: 「片づけて」と言わないで。
ママが「片づけて!」と言っても、子どもにとっては、
という理解度と、とらえてください。
子どもは「片づけて!」と言われても、何をすればいいのか?よくわかっていないのです。
「片づけて!」はとても抽象的な言葉。
どうして欲しいのか?具体的に伝える必要があります。
ですので、
ただ、戻す場所が決まっていなかったり、わかりにくいと戻せません。
おもちゃの帰る場所をわかりやすく作っておくことが大切♡
下の記事で、おもちゃ収納のポイントをお伝えしているので、まだ読んでいない方はぜひ読んでくださいね。
声かけのコツ 2:遊び感覚でノリノリにさせる雰囲気づくり♪

2歳~年長さんくらいまでの子どもに有効なのが、ゲーム感覚でお片付けすることです。
「ママとお片付け競争しよう!よーいドン♪」
と声を書ければ、遊びの延長でお片付けできたり、競争心をくすぐってやる気を起こすことができます。
お片付けの歌を歌いながらもいいですね。
また、ストーリー仕立てにしてみるのも効果的。
「お人形さんは、もう寝る時間みたい。ベットでおやすみさせてあげようか。」
と、お人形さんとの物語の中に入り込んでみてはいかがでしょうか?
イヤイヤ期の子どもは、ママが言うことは何でも「イヤ」といいたいもの。
そんな時は、
「ママは積み木をナイナイするね。〇〇ちゃんは何にする?」
と、自分で決めさせてあげてくださいね。
ママは「早く片づけてよ!」とイライラする気持ちをグッと我慢です。
片付けは嫌なこと、めんどくさいことと思わせないために、遊びの延長で楽しい雰囲気を心がけましょう。
声かけのコツ 3:褒めるよりもママの嬉しい気持ちと感謝を伝える

お片付けをしたら褒めることが大切だといいますが、褒めるよりも効果があったのは、感謝の気持ちを伝えること。
子どもはお母さんが喜んでくれることが一番うれしいのです。
「片づけてくれて、ありがとう!」
「きれいになって、ママうれしい♡」
と、素直に気持ちを言葉にすればOKです。
でもでも…、時には
「なんで片づけてくれないの!?」イライラ…イライラ…ってこともありますよね。
ママも人間ですから、時にはガス抜きも必要です。
怒りの原因は、ママの気持ちが伝わらずツライからなのではないでしょうか?
そんな時は、
と泣いちゃいましょう。
お片付けをしてくれた時は感謝の気持ちを伝え、してくれなかった時は悲しい気持ちを素直に伝えてみてくださいね。
声かけのコツ 4:片づけなかった時のデメリットを考える

4つ目のコツは、片付けなかったときのデメリットを考えることです。
「お片付けをしないと、どうなっちゃうかなぁ?」と子どもに想像してもらいます。
- 使いたい時におもちゃが見つからない
- 踏んだらイタイ
などですね。
また、買ってくれた人の立場になって、気持ちを想像してもらうのも良いと思います。
「おばあちゃん、おじいちゃんが買ってくれたのに、大事にしていないなら悲しむよね。」「サンタさん、残念がっているよ。」「パパどんな気持ちかな?」と問いかけて、気持ちを想像してもらいましょう。
声かけのコツ 5:片づけないならママの物になっちゃうよ~
1~4の方法を試してみても、片付けてくれない!という場合、
「片づけないなら捨てちゃうよ!」
と言いたいところですね。
そんな時、「片づけないなら捨てちゃうよ!」と言わなくても、効果的な声掛けがあるんです。それは…
「片づけないなら、ママのものになっちゃうよ。」
「片づけないなら、ママもらっちゃお~」
です。
子どもの反応はというと…
「ダメ―!」と急いで片づけようとするか、「いいよ~。」のどちらかかな?と思います。
声かけのコツ 6: おでかけやおやつなど楽しいことの前に

残りの二つは、声掛けのタイミングについてのコツです。
まず、一つ目は、1日の中での「声掛けのタイミング」。
楽しいことの前に、お片付けをすると集中力がUPします。
具体的には
- 公園などへお出かけする前
- おやつやご飯の前
- TVを見る前、絵本を読む前など
です。毎日決まったタイミングでお片付けをして「習慣」にしてしまいましょう。
その時、
「昨日は上手にお片付けできたのに、今日はできない。なぜ?」
という時も出てきます。
そんな時は、「なんでできないの!?」と許せなく思ってしまいますが、大人だってやる気が起きる時と、さぼりたい時がありますよね?
ですので、「一つでもお片付けできたらOK!」というくらいの気持ちで続けてみましょう。
この時期に大切なのは、「お片付けができる、できない」よりも、「お片付けをしたことがあるか?ないか?」なのです。
声かけのコツ7:クリスマスの前がベストタイミング!

誕生日、子どもの日、クリスマスなど、子どもがおもちゃをもらうイベントがたくさんありますよね。
その度におもちゃをもらっていたら、大変な量になってしまい、ママを悩ませてしまいます。
兄弟がいたら2倍、3倍ですね。
おもちゃが溢れて生活空間を圧迫してしまう、ということがないように、定期的な見直しが必要です。
ただ、「このおもちゃ、いるの?いらないの?」と聞くと、返ってくる答えは…
そんな答えに、「ガーン」と、打ちのめされてしまったママも、大丈夫。
年に一度の秘密兵器があります!!
題して「クリスマスお片付け大作戦!」です。
クリスマスの数日前に
「もうすぐクリスマスだけど、〇〇ちゃんのところにはサンタさん来るかな~?こんなにおもちゃがあるなら、来ないかもよ。〇〇ちゃんの頼んだおもちゃを持ってきてくれるように、おもちゃの置く場所を作ろうよ!」
とおもちゃの整理をしようと誘います。
我が家の場合、この作戦の成功率は100%です!
年1回の秘密兵器、タイミングを逃さぬよう、ぜひ試してみてくださいね。
子どもがお片付けしてくれる声掛けのコツまとめ

以上、子どもがお片付けしてくれる「声のかけ方」と「声掛けのタイミング」のコツでした。
- 「片づけて」ではなく、具体的に伝える
- ゲーム感覚で楽しい雰囲気をつくる
- ママの嬉しい気持ちと感謝を伝える
- 片づけなかったときのデメリットを想像させる
- お片付けできなかったらママの物にしてしまおう
- 1日の中で楽しいことの前に声掛けを
- クリスマス前がベストタイミング!
ママが楽しんで育児も家事もできることを願っています!
声掛け例)
「ブロックをこの箱に入れてね」
「本を読み終わったら、本棚に戻そうね」