サイトアイコン 長野県千曲市整理収納アドバイザー・ズボラさんのためのお片付けレッスン

親の家の片付け。険悪にならず上手くすすめるコツと子世代にできること

「実家に帰ると、物が溢れていて心配。」でも、「片づけてというと、険悪なムードになってしまう。」ということも多い親の家の片付け
しかし、子世代にとって親の家の片付けは目を背けられないことの一ですよね。
お互い気持ちよく実家の片付けができるように、上手くすすめるコツをお伝えします。

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親の家の片付け。 険悪にならず上手くすすめるための子世代の心得

捨てるはNGワード

「捨てる」はNGワード。
親は物を大切にする気持ちが強い世代だけに、捨てる=もったいないという考えが根強いです。
まだ使えるのに捨てるなんて、何かに使えるかもしれないと、「捨てる」という言葉を聞いた瞬間に拒否反応を示す人も少なくありません。
「捨てる」という言葉の代わりに「減らす」に言い換えることがポイントです。

身体面や記憶力への配慮も

腕が上がりにくくなったり、屈んだりしゃがんだりすると腰や膝に負担がかかるといった身体的な面から、毎日繰り返しても辛くならないしまい方にすることが肝心です。
また、何をどこにしまったのか忘れてしまうということがないように、油性ペンで大きく何が入っているのかラベルに書いて貼っておくとよいでしょう。

親の価値観を把握しよう

親が大切にしている物、減らしても良い物、捨てても良い物を把握もしておくといいですね。
アルバムは捨てられないけれど、賞味期限切れの食品なら捨てられる、一点ものの着物は手放したくないけれど、若い頃の服は寄付できる、など、親の物に対する価値観を共有し、手の付けやすいところから始めてみましょう。

親に寄り添うことが一番の近道に

物のリユース、処分は子世代が担当。
重たい荷物を運んだり、リサイクルショップに持ち込む作業は子世代が担当してあげるとスムーズです。

「早く捨ててほしい。」という気持ちはぐっと我慢。
子世代が親世代の気持ちを理解し、寄り添うことが片付けの一番の近道になるはずです。

まずは、家の中にある危険性をきっかけに

地震での物の落下や日常のつまづき防止に

「床に物が置かれていて、つまずきそうで危ない。」「箪笥の上に物が積み重なっていて地震で落ちてこないか心配。」
そういった家の中の危険性に目を向けて、片付けをスタートしてみませんか?
親世代の「片付けをはじめてみようかな。」を促がす良いきっかけになります。

箪笥や食器棚の上部に保管してあるものは、ここ数年使っていない可能性が大。
もし3年以上使っていない場合は手放してもよいかもしれません。
床と家具の上に物がないだけで、空間が広々しますし、物の上にたまった埃のお掃除もでき、とてもスッキリした気持ちになります。

プライドを傷つけないことが大切

ただし、プライドを気付付けないよう、声のかけ方には注意が必要です。
運動能力が衰えてきたことを心配するのではなく、誰もがその危険性があることを伝えましょう。

入院セットもあると安心

また、いざという時と言えば地震や火災の他、病気やケガで入院することも考えておくとよいでしょう。
家族がすぐにわかる場所に、入院セットを準備しておけば本人もご家族にとっても安心ですね。

子世代ができること

親だけではできないことを子どもがサポート

親の家の片付けは親自身である程度進められても、途中で行き詰ってしまうことがあります。
そんな時は子ども出番。
子どものサポートで親だけではできない作業もはかどり、より片付きます。
億劫になりがちな高い場所の荷下ろし作業、物の処分やリサイクルショップへの持ち込み、収納用品の購入は子どもが担当すると大助かりです。

家具の配置換え

家事の作業動線が悪い場合は、家具の配置換えも有効的。
長年住んでいると当たり前すぎて気付かないことも、子どもから客観的に部屋のレイアウトを観察してみると改善点が見えてくるかもしれません。
どうやって収納したらいいか?収納用品はどこで買ったらいいのか?といった情報も子どもの方がよく知っているもの。
親のニーズをくみ取り寄り添いながら進めてみてください。

実家に置きっぱなしの物はありませんか?

子世代が実家に置いたままにしている所持品の選別も忘れずに。
学生時代の作品や教科書、思い出の品、アルバム、書籍、衣類など、ついスペースがあるからと置きっぱなしにしてしまいがちですが、子どもの意思表示がないと親はどうしたらよいのかわかりません。
実家に帰った際は、子世代が積極的に所持品の整理も進めていくと、親世代もスムーズにお片付けに取り組めるのではないでしょうか?

親の家の片付け~まとめ~

親の家の片付けポイント!
  1. 捨てるはNGワード。「減らす」に言い換えよう
  2. つまづきや物の落下など、誰もに当てはまる危険排除からスタート
  3. 物の処分や家具移動などは子世代が担当してあげると◎
  4. 実家に置きっぱなしの子世代の物を処分しよう

親の家の片付けをきっかけに、親子の絆が深まったというエピソードも。
親の家の片付けにちょっとでも前向きになれるよう応援しています!

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